美肌になる洗顔方法

毎日の汚れをきちんと落とし、肌がきれいになれば、化粧水や美容液の浸透もまして、健やかでみずみずしい肌へと生まれ変わっていきます。
まずは、正しい洗顔を身に付けましょう。
(美容皮膚科医 赤須玲子先生監修)

肌について

健康な肌は細菌の侵入や発育を防ぐ為、弱酸性(PH5.5~7.0)に保たれています。 しかし、肌の表面が汗やメイクなどで汚れると肌はアルカリ性に傾き、細菌が繁殖。 ニキビなどの肌荒れが起きやすくなります。

洗顔料の選び方

<クレンジング>

 洗い流せるクリームやオイルタイプ
 ×  コットンでふき取るタイプ

<洗顔料>

 泡立ちと泡切れが良いもの
 ×  スクラブ入り

刺激に敏感な肌はクレンジングと洗顔が一度にできるオールインワンがおすすめ

洗顔のポイント

ごしごしと肌をこすらない

夜はしっかり洗顔 朝は軽く洗顔

メイクは12時間以内に落とす

すすぎは人肌温度で!

夜の洗顔ポイント

  • 日中のメイクやほこりなどで酸化した皮脂をきれいに取り除くため、毛穴が開きやすい入浴中の洗顔を習慣にしましょう。
  • 洗顔前には必ず手をきれいに洗いましょう。
  • 基本W洗顔をしてください。

クレンジング

指の腹で円をかくように、やさしくメイクをなじませます。
メイク汚れを押出そうとして、指に力を入れるのはNG

36~37℃の人肌温度のミストシャワーでさっと洗い流します。

湯船につかり毛穴を開かせます。

洗顔

泡は汚れを吸着させる効果あり!
ホイップクリームのように洗顔料を泡立てます。

テカリやすいTゾーンから洗い、乾燥しやすい頬は軽めに洗います。

36~37℃の人肌温度でしっかり洗いなします。
特に目じり、小鼻、フェイスラインは洗い残しが起きやすいので注意!

洗顔後

タオルを顔に押し当てる様にして水気をしっかりふき取ります。
ゴシゴシこすらないように。

洗顔後のアフターケアの注意点

刺激がない化粧水をたっぷりつけ、肌に水分補給。
その後、乳液をつけ水分の蒸発を防ぎます。
脂性肌や毛穴が目立つ肌は、乳液のつけ過ぎに注意!
乾燥肌だからと言って油分たっぷりの濃厚クリームをつけ過ぎると、過分な油分が肌の上で酸化し、肌あれやシミの原因になります。

朝の洗顔ポイント

睡眠中は、顔に皮脂や汗はあまり出ないので、朝は寝ている時についたほこりを洗い流すだけで十分です。
貴重な潤いを洗い落とさないように、洗顔料は使わず人肌温度のミストシャワーですすいでください。
睡眠中にたくさん汗をかいた時や脂性肌の人は、泡立てた洗顔料で軽く洗い、しっかりミストシャワーですすいでください。

ワンポイントアドバイス

夜、入浴しない時

クレンジング後、蒸しタオルを顔にのせ、毛穴をひらかせるひと手間をかけましょう。

小鼻の角栓が気になる人は

洗顔料で取れない皮脂には、クエン酸や酢酸など酸性のものを使います。
クエン酸は薬局で購入できますし、酢酸は料理酢で代用できます。
水道水で10倍くらい薄めて使ってください。
これらを綿棒につけ、角栓が気になる部分全体に塗り、5分後きれいにすすげばokです。
1週間に2回くらいを目安にしてください。
肌が、赤くなったり、刺激が出るようなら、使用を中止しましょう。